「草花下絵和歌」蒔絵

蒔絵写真

 「嵯峨野明月記」で、料紙装飾で有名な、「四季草花下絵和歌巻」の作者光悦と宗達の、心のやり取りや制作に対する思いを知りました。また実際その作品と向いあうと、宗達のたらし込みを活かした筆のタッチ、また三筆(寛永)の書家でもある光悦の見事の書に、改めて感動しました。

 宗達のたらし込みの技法は、以前から興味や関心もあり、写す事で宗達の筆のタッチを研究してみたく、試みたのがこの習作です。
  たらし込みの雰囲気は、金を蒔く時に蒔きむらを作為的にほどこし、表現してみました。また書の方は、写すにあたり「五體字類」で一字一字運筆を調べながらの作業でしたが、自分としては良い経験でした。

  蒔絵制作工程の紹介(別ページ)
本歌の 「四季草花下絵和歌巻」 絵 宗達 書 光悦 (畠山記念館蔵)
参考の作品(画像)
 

このページtop ネット公開2009年で15年目=漆ネット=